日本語文脈で漢字は主題目を示すことが多い。私たちは読書するときするとき、
無意識に瞬間的に漢字を優先的に拾い読みしている。漢字の可読性はそれだけ
重要だ。楷書は私たちの潜在意識にしっかりとあり、漢字に楷書を用いること
でコミュニケーションの向上をめざした。
また仮名は、私たちの心情や情景をこまやかに表現する。 仮名に表現を託し-
多種類備えることで、豊かな本文組版を目指す書体ファミリー群とした。