平安時代に、漢字の早書きの中から生まれた仮名は上代様として日本語の確立と
仮名文字のスタイルを生み出した。この和様の美・書風を営々と育んできた私た
ちはネット社会にあってもこの和様の美をどこかで追い求めている。
「解楷書-花」は仮名の生み出す曲線の美・ながれる旋律と線率に
品位を損なわないよう心配り定着した。